初回から審査委員長として参加している第14回国際ジャズオーケストラフェスティバル「ステラジャム」が終了した。
2009年立ち上げ当初、総合プロデューサーの黒坂 洋介さんから審査の公平性を重視する新しい試みとして
課題曲の設定
審査員の参加校指導は本番前、半年間しない
審査委員の嗜好が反映されないよう細かい点数制を設けて上下をカットする
リアルタイムコメントの採用(アメリカのコンテストを参考)
などの案が提示された。何と魅力的な企画だとワクワクしたことを覚えている。
当初は前例がないことが多かったため、黒坂さんはじめ実行委員やスタッフの苦労は計り知れないものがあったが、数値等を活用した審査方法を取り入れたことによって、フェアで、今で言う“参加者ファースト”の色が濃いコンテストとして機能し始め、認知されて来たことを嬉しく思う。
ステラジャムが掲げているひとつにGet Better!があるが、それに応えるかのように参加バンドの技量がとんでもなく向上して来たこと、また、バンド同士がリスペクトし合うミュージシャンシップも感じられるイベントに育って来たことが何より嬉しい。
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