記憶に新しいLAの山火事。最も被害が大きかったのがパリセーズでしたが、何年か前に著名なスタジオプレーヤーであり何回か来日したこともある友人宅を訪ねたことがあります。楽器の話から日本の話になった時、彼は「何人ものプレーヤーに会ったけど、楽器のチョイスが少し変わってるんだよね」と話し始めました。彼ははっきりとは言いませんでしたが、私には”それは正しくない”というニュアンスに聞こえました。
私はブラスキャンプやセミナーを通して沢山のプレーヤーと接することが多いのですが、その度に彼が話していたことを感じるポイントがありました。それは楽器やマウスピースが明らかにその人の成長を妨げているケースが案外多いこと。その楽器やMpcを使用するに至った経緯は、多分雑誌やSNSなどの情報、または楽器店のアドバイスだったりだと思うのですが、それらは案外高額だったりする上、思い入れもあるので、こちらとしては言いにくく触れにくいことなのですが、それが成長を妨げていることがとても多いと感じます。
きちんと練習しているのにうまく吹けない原因は自分自身だ!と悶々としている方は、ちょっと楽器やMpcを疑ってみてもいいのでは?
参考資料 賢いトランペットプレーヤーの渡世術

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