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初心者または初心者レベルの奏者へのアプローチ

  • 執筆者の写真: Masashi Sugiyama
    Masashi Sugiyama
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

全くの初心者、または初心者レベルの人への指導はとても大事。まず、唇を舐めたりマウスピースのリムをちょっと舐めるなどして唇をほんの少し湿らせるようアドバイスする。次にマウスピースは振動しやすい上唇を妨げないような位置にセットするよう導いてあげる。セットする位置は唇の真ん中が望ましいが、左右に多少ズレても構わない。それが出来たら良い姿勢で息をたっぷり(緊張するまで吸いすぎない)吸ってGの音(コンサートF)をある程度伸ばすよう指示する。基本は立奏。そしてシラブルは「ター」。

Physical Approachより
Physical Approachより

なぜGなのか? Low Cだと最初の音としては低すぎて過度に緩んでしまい、middle Cだと少し緊張して力んでしまう傾向にある。Gは音域的にも程よい緩みと程よい緊張があるので良い感覚を得られやすい。もし音が出なかった場合は「大丈夫!きっと出るようになるから」と励ましの言葉を忘れずに。一発で出た生徒には「すごい!素晴らしい!」などと“褒めちぎる”

マウスピースだけで音出しさせるという話を聞くが、楽器をつけると全く違う感覚となるので、特に初心者にはやらせない。初めて与える楽器は詰まっていないか息漏れしていないか、ピストンがスムーズに動くかなど指導者が事前にチェックしておくことも大事。

初めてのことは緊張も伴うので指導する側はうまく導いてあげよう。

上記は特に金管楽器を吹いたことがないのに吹奏楽の顧問になってしまった!という先生方のヒントになれば。




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© 2020  Masashi Sugiyama

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