金管奏者の燃料となるエアーパワー(Wind Power)を発達させるには、音域の中で一番エアーが入りやすいペダル訓練が際立って効果があります。しかし、アプローチを間違えると効果が無いどころか悪癖さえついてしまうため注意が必要です。例えば、ピッチを取ろうとしてエアーを出さずにバズィングで出してしまう、唇を緩めてしまうなど‼️ やり方が分からない場合は無理してペダル音域にトライしない方が良い場合があります。
エアーパワー育成に使用するのは、Claude Gordon著の"Systematic Approach To Daily Practice"のLesson 2のパート1。これを演奏可能な限り下がって行き、最後の音はクレッシェンドしながら息がなくなるまで吹き続けます。この時、目一杯息を出し続け、息がなくなって全く音が出なくなった瞬間から更に3秒間吹き続け、身体が震えるまで、呼吸筋を絞り上げる行為を持続させることがポイントです。大事なのは良い姿勢を最後まで保つこと。
文章でこの感覚を説明するのはとても難しいので、リンク先動画を参考にしてください。
デモ演奏は島村楽器金管講師の高橋律哉さん
https://youtube.com/shorts/ZMWHWoydgPw?si=KgZWl-QFvakoJUoI
Comments