サウンドを合わせるには?
- Masashi Sugiyama
- 6 日前
- 読了時間: 2分
「サウンドを合わせるにはどうしたら良いか」聞かれることがあるが、サウンドにはいろいろな種類や個々の好みがあるので合わないと思っていた方が良く、サウンドを合わせることに重きをおくと“迷路”にはまってしまうこともある。
初心者と経験者ではテクニックや演奏パワーが違うし当然サウンドも違う! 私は以前いくつかの中高大の吹奏楽部を個人指導や合奏も含め指導していたが、合奏時に優先したことはシラブル(発音)を揃えることだった。シラブルを揃えることで自ずとサウンドがブレンドしてくる。そうして作り上げたサウンドは実に心地よく、こちらの耳も疲れない。
初めは金管楽器の指導だけだったが木管楽器も指導するようになりシラブルを使って演奏することが定着し始めた途端、指導していたすべての学校がコンクールで金賞をとるようになった。吹奏楽指導を通してシラブルを合わせる大切さを学んで来たと言っても過言ではない。
毎水曜の夜に行っている金管セクショントレーニング【ちょこブラット】でも参加者がシラブルの大切さを実感出来ているようで、アンサンブルはもちろん、その効果は音域の拡大にも現れている。高音域を吹くシラブルが存在するので、毎週トレーニングに参加することで今までリードを取れなかった奏者がリードを取れるようなレベルまでスキルアップして来たことは本当に嬉しく思う。
参考資料 金管演奏の原理とその考察

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