Masashi Sugiyama - CG モデルトランペットの変遷


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更新日 2017-11-02 | 作成日 2008-05-14

Claude Gordon モデルトランペットの変遷

SNV11694.JPGCG Benge
Claude Gordonが現役の時にすべての仕事に使っていたtpは第2次世界大戦前にフランスのパリで作られたFrench BessonのMEHAモデルでした。生徒には当然その楽器を奨めたかったようですがすでに生産が中止されており、入手が不可能だったため生徒のために新しい楽器を作る必要に迫られていました。

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CGselmer_flyer.jpgCG Selmer
大戦前のフレンチ・ベッソンMEHAにとても近い楽器です。
ボアサイズも同じ470で作られました。長年ゴードンは470ボアでトランペットを作りたかったのですが、Benge は叶いませんでした。 

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newCGtp1.JPGCGトランペット最新モデル
Claude Gordonトランペットの歴史は1960年代のBengeに始まり80年代にUSA Selmaer (Vincent Bach)に移り90年代には製造が終了しました。ゴードンが亡くなってから私達弟子達は、もう二度とCGtpは製造されないものと思っていましたが、数年の空白の後、奥さんのPatty Gordonの何年にも渡った努力と熱意、そしてClaudeに対する尊敬、愛情が実を結びJoe Marcinkuwiczによって2007年1月に復刻され25本のLImited Editionの製造がスタートしました。

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【アドバイス】new_anime.gif

CGモデルトランペット、特にmarcinkiewiczCGを吹くときのちょっとしたコツ 
 
ご存知のようにこれらの楽器は468、470というXL(極太)ボアなので、 先入観として大きなトランペットを吹く=フリーブロー、たくさんの息を 使う、キツい と思いがちですが、実際はまったく逆なことが起きます。 この楽器のコンセプトはXLですが、ベルの付け根を絞ることで吹き心地 (抵抗感)はML、あるいはそれ以下の楽器を吹いている吹奏感になります。 
まず、ここでほとんどの人達が戸惑い、混乱してしまい、中にはこの楽器は良くない、と判断する人もいます。 
巷にあるラージボアの楽器と捉えると大やけどをしてしまいます。 
MLの抵抗とは言ってもXLボアサイズはすべての音域に渡ってプレイヤーにeasyなプレイを約束します。特にダブルハイレンジにおいてはこの特徴が顕著に現れます。ラージボアの楽器に相反する、「一息でフレーズを長く吹く」特徴さえ現れて来ます。ボアサイズが大きいことで豊かなビッグサウンドも 得られます。 
 
CGモデルトランペットが製造される過程でゴードンが特にこだわった点は 『楽に演奏する』ということです。 
35年間のLAのスタジオミュージシャンとしての経験、12年間のColumbia Broadcasting Systemのリードトランペットプレーヤーとしての経験、またラスベガスでの過酷な演奏経験からeasy playにこだわり、リードパイプにいたっては数えきれない程のF. Besson MEHAのリードパイプを試奏したけれど満足出来ず、自身のF. Besson MEHAのリードパイプにこだわった結果、これらの楽器は生まれました。 
 
ゴードンの口癖は「easy」でした! 
特別な楽器を吹くとは構えないで、普通の楽器を吹くのだという感覚で取り組めば、楽器自体がきっと皆さんの演奏を助けてくれるでしょう。