杉山 正 - CG モデルトランペット

Claude Gordon モデルトランペットの変遷 / CG Benge

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CG Benge 

母体となったのはLA Bengeの6X(0.468インチの ラージボアモデル)でリードパイプにはクラウド自身が 使っていたFrench Besson MEHAモデルのリードパイプを 「正確に」コピーしたものを装着しました。 
 
  クラウドが私に「たくさんのF. Bessonを試したが 
  自分が持っていたような吹き心地のものは2本となかった」 
  とよく話していたので、その彼自身のリードパイプの 
  コピーであることに価値があるのだと思います。 
 
そしてベルセクションは1サイズ細い(0.464)ものを装着しました。そのベルはバフをかけて可能な限りの極薄にしました。
初期の頃はその作業をクラウド自らがやったというように聞いたことがありますが、彼が生徒のために何としてでもよい楽器を提供したいという強い意思を感じました。 
 
クラウドが設計したトランペットはCG Benge 、CG Selmer、そしてCG Marcinkiwiczと続くわけですが、 私がクラウドのもとで初めて手にしたトランペットがCG Benge でした。そしてそのTpでクラーク、 システマティック・アプローチをはじめアイアンなどいくつかのフレキシビリティを終えたこともあり今でも一番思いが強い楽器です。 
 
1979年にクラウドに師事してCG Bengeを手に入れた時は製造番号はすでに30,000番台でした。根拠はありませんが、私が作りがよいと感じているCG Bengeは製造番号15,000番前後の感じがしています。

 

CGBenge Tpには2つの時期がありました。 
始まりはゴードンが生徒のために、ゴードン自身が使用していた第2次大戦前にフランスで製造された F.BessonのリードパイプをコピーしてBenge 6X (468ボア)に装着し、ワンサイズ小さい464のベル(手作業で薄くしたもの)を付けたものです。 
 
ゴードンが関与した初期のCG Bengeの特徴はフィンガーボタンがメタル、1stスライドのサムフックがなく、ベルの付け根にCGという刻印がありました。 その後量産となってからは、2ndバルブケーシングにCGの刻印となりました。 
 
私が最初に手にしたCG Bengeは初期のタイプではなかったので、その場でゴードンがスタッフに指示してフィンガーボタン、1stスライドを取り替えさせました。 
もしこのようなものが中古市場で見つけたら、ゴードンがチェックして 
直弟子達が使用していた楽器の可能性があるので要チェックです。 
ちなみに私が知る限り直弟子達は皆ラッカーを使用していました。