Brass Camp Report 2009 of masashisugiyama

IMG_0096.JPG

Masashi Sugiyama Brass Camp2009レポート

MSブラスキャンプがいよいよ幕開け。

Claude Gordon Brass Campを引き継ぐ形でスタートした「第1回杉山 正ブラスキャンプ」が2009年7月の連休に開催されました!

なぜ古えのコルネットヴァーチュオーソ達はヴァイオリンのようにコルネットを演奏することが出来たのか? 彼らのように楽器を正しく機能させるためには何が必要か?


A.リベラーティが彼のメソードの中で「舌先は下の歯より決して上がらない」と言っているように、この偉大な奏者達はすべてこの方法で舌を使っています。舌の位置がいかに大事か、そして音程を変えるのは舌の役目である、ゆえに舌を鍛える練習が必要であるとデモンストレーションを交えながら約1時間半の講義が終了しました。

講義終了後はブラスアンサンブル指導と続きました。2日目の夜にアンサンブル発表会があると知らされた参加者達は、それぞれグループを作り自由時間も惜しんで練習に励みます。
夕食は炉端焼きが用意されていた夕食後も講義があるため、悲しいかなお酒が飲めません。「キッツイなー、一滴もダメですかぁ?」という声があちこちのテーブルから聞こえて来ました。
炉端焼きをアルコール抜きで堪能(?)した後は深谷正己氏による楽器ケアの講義です。

メッキについての基礎知識から始まってメッキの楽器の表面ケア、それぞれの楽器の基本的な手入れ方法を丁寧に教えていただきました。レクチャーの後、少し変色したシルバープレートの楽器が紹介され、その楽器と自分の楽器を比べてホッとする人、青ざめる人、様々でした。

第1日目のレクチャーがすべて終了した後は交流会です。炉端焼きで飲めなかったためか、会場となったスペイン風の洒落た空間が見る見るうちに大衆居酒屋へと変わって行きます。しかし、そこはBrass Camp。濃い楽器ネタで盛り上がりました。


IMG_0096.JPG会場となったゾンタックの宿泊施設
P1000028.JPGP1000250.JPGbrass encemble.jpg
IMG_0117.JPGIMG_0129.JPGP1000243.JPG

クリックすると拡大します。

2日目

ブリージングエクササイズほか

チェストアップをしてブリージングエクササイズすることは肺を取り巻く呼吸筋の発達に効果的だということを、初めて見る横隔膜の動画や呼吸時の肺、それを取り巻く胸骨の動画に驚きながらも皆さん大納得。続く杉山 正によるウインドパワーの講義と見事にリンクした素晴らしい講義でした。

P1000065.JPG

午後は杉山 正による演奏中ミスをしないための「タングのチャンネル作り」。Claude Gordon著のDaily Trumpet Routine Lesson 3を参加者全員で演奏しました。キイポイントはタングの動きを感じて正確に。



P1000096.JPG
続いて広島交響楽団のトランペット奏者であり、Claude Gordon Brass Campにも数回参加した松崎祐一氏のクラシックアプローチです。
オーケストラのオーディションについて、クラシック金管奏者のためのカリキュラム、B管、C管をはじめ移調楽器の使用に関する考察をデモンストレーションをしながら丁寧に説明していただきました。
講義の最後には珍しいナチュラルトランペットを演奏していただきました。最近のオーケストラではナチュラルトランペットを使用することも多くなって来ているようです。


夕食

夕食はステーキディナー&ピザ作り体験。ピザ生地をめん棒で伸ばす時の真剣な顔つきには笑ってしまいましたが、出来上がったピザはクリスピーで超美味でした。

アンサンブル披露

夕食後はブラスアンサンブルコンサートの始まりです。ブラスキャンプで知り合った仲間と短い時間で仕上げたアンサンブルはやる気バッチリ、スリル満点。その熱演には聴きに来られた一般のお客様からはブラボーの声援まで飛び出しました。
そしてお約束の交流会。コンサートの緊張感から解放されたせいか盛り上がりも前夜の比ではありませんでした。

3日目

ハイノートアプローチ/教則本の紹介

一年後により成長した皆さんに会えることを願って、以下の要素をバランスよく日々の練習に組み込むように、それぞれの教則本を紹介しながら提案されました。

1.ブリージングエクササイズ
2.フレキシビリティ
3.テクニック
4.タングのチェンネル作り
5.曲の練習
6.音域拡大と耐久力の養成

3日目(最終日)ともなるとほとんどの方が"chest up"をして演奏しているのがよく分かります。"Chest up" "Big Breath" の合図で、タング、エアーパワーなど各課題を全員でこなして行きます。サウンドも初日に比べると断然良くなりました。

HOW TO PRACTICE
WHAT TO PRACTICE
WHEN TO PRACTICE

それぞれの要素を(何を)いつ、どのように練習して行くかが大事です。

P1000248.JPGIMG_0101.JPGIMG_0103.JPG
IMG_0105.JPGP1000085.JPGIMG_0104.JPG

クリックすると拡大します。


記念撮影

講義終了後はキャンプディレクター野本 巌 デザインのMasashi Sugiyama Brass Camp のフラッグを囲んで記念撮影。
皆さんお互いに「また来年」と名残惜しそうに挨拶しつつ帰路につきました。
皆さま、お疲れさまでした。

660808447_157.jpg

クリックすると拡大します。