杉山 正 Brass Camp 2011レポート

〜 すべての金管楽器奏者と金管楽器指導者のための 〜

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更新日 2017-11-02 | 作成日 2008-05-14

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Masashi Sugiyama Brass Camp 2011@ ゾンタック フォーレス館

2011.7.17 (第2日目)

P1020813.JPG朝7:30にフォーレス館前の芝生に全員集合。アシスタントスタッフ、長堀君主動のブリージングEXで2日目がスタートしました。爽やかな戸外でブラスキャンプ初日に学んだブリージングEXの実践です。
1限目は杉山 正による舌の重要性について。眠気覚ましにMike Paulsonの凄まじいダブルハイC付きホースファンファーレを聞き、目がカッと開いたことろでレクチャーが始まりました。
ゴードンは「もし、管楽器演奏に秘密があるとすれば、それは舌である」と金管演奏の原理の中で語っています。それを証明するかのような素晴らしいコルネット奏者George Swiftのお手本「Elfriede」を聞いて皆さんゴードンの言葉に大納得。舌がア→イと動くことによって音程が変わる仕組みを全員で試しました。そして舌先を下の歯の付け根に軽くセットし、リベラーティが彼のメソードの中で語っているように「下の歯より決して上がらない」ことに注意しながらDaily Trumpet Routine Lesson 3&4を使って実践して行きます。
P1020149.JPG書いてあるように数種類のタンギングで行い、最後のスラーでは自分の最速(最終的に四分音符=144)で練習することがポイントだと説明がありました。Horn-off(楽器を口から離す)をしながら進んで行くことも大切なポイントです。このレクチャーでも見られましたが、サウンドが激変していく様は実に爽快です。ここで参加者だけの特典として、今秋に発刊予定のタンギングに特化した教本「Smooth Tonguing」からLesson 1& 2が配布されました。デモンストレーションしてくれたのは愛知代表「みんなの伊豫」さんです。

第2日2限目

P1020847.JPG2限目は深谷先生による楽器ケアと掃除の仕方についてです。楽器の表面処理の説明のあと、メッキの楽器のケア方法、そして基本的な日常の手入れ方法トランペット編では演奏後抜き差し管から水分を抜く方法、バルブオイルの注油の仕方などについて学びました。その他に抜き差し管の掃除は週に1回、バルブケーシングの掃除と管体内の洗浄は月に1度が望ましいとのことでした。トロンボーン編では演奏前のスライドの準備からローターへの注油方法、演奏後のスライドの掃除、表面の手入れ、抜き差し管の掃除とロータリーの手入れは週に1回、管体内の洗浄は月に1度ということでした。他にも「正しいリペアの基本を知る」ことが大事だとお話があり、ピストン調整やデントリペア(凹み出し)、スライド調整、ロータリーバルブ調整、ウォーターキィなど、障害となる原因についても話していただきました。レクチャーが終わってからは、もっと普段から楽器を大事に扱おう...という声があちこちから聞こえて来ました(笑)自由時間には毎年献身的に参加者の楽器を調整してくださることに感謝です。
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第2日3限目

P1020201.JPG3限目はチューバ&トロンボーン奏者の堂本先生によるジャズインプロヴィゼーション。堂本先生にはATNから出版されている「ジャズ・コンセプション」を教材に耳コピの方法を分かりやすく丁寧に指導していただきました。ブラスキャンプにはジャズ初心者も多数参加していらっしゃるので、このように具体的にシステマチックに学べる教材はとてもよいと思います。コピーするにあたってはまず①聴く ②聞いたフレーズを歌う ③それを楽器で演奏してみる。その時に音だけではなくアーティキュレーションにも気をつけてその通りに歌ったり,演奏したり出来るようにすることがコツだとおっしゃっていました。続けて行くためにも無理をせず出来るところから。CDに合わせて演奏する時はCDのボリュームにアンサンブルさせる。他にもノリ(ビート)を感じる。調性やブルーノート、音符の長さなども聴き取ることが大事なようです。おすすめの教材もいろいろ紹介していただきました。

自由時間

夕食までの自由時間は皆さんアンサンブル発表に向けて大特訓。そしてジョイブラス@MSブラスキャンプ支店での買い物に忙しそうでした。

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コンサート

P1020891.JPGコンサートのオープニングを飾ったブラスキャンプ・ファンファーレの演奏夕食後はブラスキャンプで知り合った愉快な仲間とのアンサンブル発表会です。昨年のジャズインプロヴィゼーション講師 Jordan Seigel 作曲のMasashi Sugiyama Brass Camp ファンファーレ演奏で幕が開きました。最後の音はお約束のダブルハイC。荘厳で希望に満ちた、そして最後音がドキドキの(笑)ファンファーレが菅平高原に響き渡ります。ファンファーレのあとは短時間でよくぞここまでまとめ上げた、と感心するアンサンブル演奏が続きます。どのアンサンブルもチーム名やMCに工夫を凝らし聴衆を飽きさせません。皆さんの演奏の腕も年々上がって来ていることに驚かされますが、今年のMCは群を抜いていたように思います。大盛り上がりとなったそれぞれのチームのMCですが、演奏は真剣そのもの。そのギャップにも大ウケでした。
クラシックアンサンブルのトリを飾ったのは松崎先生と角君のピッコロtp+エリザベト音大有志のビバルディ。美しいピッコロの響きがホール中に響き渡りました。今年は最後に杉山正リードtp、堂本雅樹リードtb+ピックアップメンバーよるMS Brass Campビッグバンドも登場。トロンボーンセクション全員がソロを取るNesticoのYou 'N" Me、サンバのリズムが気持ちよいCerebrationの2曲を演奏しました。これで終了と思いきや、なんと想定外のアンコール。慌てて「This Is The Morment」を演奏してコンサート終了。
コンサートのあとは皆さんお待ちかねの懇親会。地下のバースペースに移動して親交を深めました。どんなに楽しかったかは写真を見てもらえれば分かると思います。

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