杉山 正 Brass Camp 2012レポート3

〜 すべての金管楽器奏者と金管楽器指導者のための 〜

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更新日 2017-11-02 | 作成日 2008-05-14

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Masashi Sugiyama Brass Camp 2012@ ゾンタック フォーレス館

2012.7.16(最終日)

最終日の朝もブリージングエクササイズで始まりました。
梅雨明けを感じさせる見事に晴れ渡った菅平高原の空気をいっぱい吸い込みます。
3日ともなると、さすがに疲れも出て来たようなのでレクチャーの始まりは眠気も吹き飛ぶ、杉山とは兄弟弟子のマイク・ポールソンのホースファンファーレを聞いてもらいました。
エンディングノートはお約束のダブルハイCです(笑)。Mikeの脳天に突き刺すようなダブルハイCで頭もスッキリ、身体もシャキッとなったところで、今度はクラークの5番のエチュードをワンブレス/シングルタンギングの素晴らしく美しいお手本を聞きました。
演奏はゴードンの一番弟子 ボブ・オダーナル。
この演奏を聞くたびに、いつか近い将来自分もブラスキャンプでこのデモを披露するんだ!と心に誓ったプレーヤーもいたようです。

ペダルノートとハイレンジスタディ

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最後のレクチャーはペダルノートを含むローレンジスタディとハイレンジスタディ。
参加者全員で円を描くように座ります。

ローレンジスタディはチェストアップをして豊かなオープンなサウンドでドーソーミード(シラブルはティーアーアーアー)と吹きます。最後のシラブルがオーとならないように(『オー』と発音した瞬間に音の響きがなくなる)、顎を下に下げます。エアーがなくなりかけたらクレッシェンドすることがポイントです。そしてエア、サウンドがなくなってから両腕で呼吸筋をスキューズ(絞り上げる)する動作を3秒間行います。これがまさに演奏時に使う筋肉です。

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このような説明があったあとHigh Air BuildまたはSystematic Apprachを使って1人ずつ丁寧にチェックして行きました。

この練習はチューバ以外、立奏が必須です。

立奏で呼吸筋をスキューズすることによりよい筋肉が付き、エアーパワー、エアーコントロールの強化に繋がって行きます。1つのエクササイズを終えたらホーンオフしてリラックスすることも忘れずに。
ペダルノートを吹く時の注意として、正しいペダルは唇を緩めず(バズィングにならない)に口の中を大きくして出す、エアーパワーを使う、魔物であるペダルC(笑)は始めは音程を取らない(ノーチューン)となるがエアーパワーを使って正しいピッチに上げる。このエアーパワーがハイノートを吹く時に必要なエアーパワーとなると説明がありました。

次はペダル練習と対に行うハイレンジスタディに進みました。これも以下の事柄に気を配りながら全員で立奏しました。

ハイレンジはフェルマータを付けずに上って行く
その時にシラブルの移行、高い音に行くに従ってエアーパワー、
唇を締めない、
ラウドではない、美しいリッチなフルサウンドで上って行くことを心掛け、3回失敗したら、悪い癖がつかないためにそれ以上は吹かずに終了する。

P1020942.JPGP1020961.JPG最後のレクチャーが終わって、ブラスキャンプ会長野本巌からの挨拶、そしてあらためて講師、スタッフ、サブスタッフの紹介、ラリーの挨拶と続きました。
今回ブラスキャンプを振り返って感じたのは昨年より皆さんのサウンドがよりオープンで良いサウンドとなったこと。
加えて、特にリピーターの方達のウインドコントロールが上達したことで耐久力が増し、曲を美しく奏でることが出来て来たことなどが挙げられます。

来年もたくさんのブラスプレーヤーに会えること、講師、スタッフとも楽しみにしています。
皆さま、お疲れさまでした。

講師、スタッフの皆さま、ありがとうございました。


最後にラリーと杉山の会話を皆さまにお届けします。
ラリー「通訳がなくても、マサシの言っていたことがすべて理解出来たよ」
杉山 「オリジナルは何もなく、自分はゴードンの言っていたことを皆に伝えただけ」
ラリー「それでいいんだ。ゴードンもクラークの言っていたことを伝えただけだからね」

_1000528.jpg今年もたくさんの素晴らしいプレーヤー達に会えました。
IMG_0948.JPG皆さんを送り、最後に残ったスタッフ、講師達と記念撮影